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七菜乃写真集「IN ザ ROOM」
限定200部/エディション・サイン入り
A5判・54頁
価格:5,000円(税込)
Book Design*増田ぴろよ
Logo Design *mugiko
この写真集は、現在開催中の Art Gallery M84 での個展に合わせて制作した限定版です。
2年間の自宅での撮影をもとに、「裸が日常に息づく姿」をまとめました。
展示に並ぶ作品に加え、写真集だけに収録されたカットも多数 含まれています。
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【作品背景】
裸は誰もが生まれながらにして持っているもので、本来は自然で豊かな存在です。
しかし社会では、裸は性と強く結びつけられ、隠され、排除されがちです。
その違和感から、「裸はいけないものなのか」という問いが制作の原点になっています。
もし誰かが人生で初めて見る裸が、搾取や消費の対象ではなく、もっと人間的で自然なものだったなら。
その人の人生はきっとより豊かになるのではないか。
その思いが、私を「裸を撮る」という行為に向かわせてきました。
撮影の被写体はSNSで募集しています。
条件はただひとつ、大人であること、そして女性の身体を持つこと。
多様でありのままの姿を、そのまま写しています。
「撮影に参加したい」と思い、実際に来てくださる行為そのものが、作品づくりの始まりになっています。
コロナ禍で外出が難しかった時期には、モデルの家を訪れたり、自宅に招いたりして撮影を続けていました。
やがて自然光の入る広い場所を求めて引っ越し、そこでの2年間は生活と制作が重なり合う時間でした。
裸を撮ることは特別な儀式ではなく、日常の営みとして続いていきました。
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【撮影について】
私はこれまで「個のヌード」と「集団ヌード」の両方を撮ってきました。
ひとりの身体には、その人が歩んできた時間や経験が宿り、ありのままの存在として画面に現れます。
複数の身体が並ぶ集団ヌードでは、違いが際立ちながらも互いに響き合い、その場にしか生まれない関係性が立ち上がります。
撮影の場は特別な緊張を強いるものではなく、穏やかで、暖かく、ときに笑い声も混じる空間です。
そこで裸は「異質なもの」ではなく、自然に、安心して共にできる状態として受け入れられています。
その明るさや温かさは、写真集の中にも息づいています。
柔らかな自然光に照らされた身体は、花や布、鏡と溶け合い、風景の一部になります。
個と集団のヌードが交わりながら、場全体は大きな呼吸のように広がっていきます。
そこに見えるのは、人間が「共に在る」ということの素朴で豊かな姿です。
裸は本来、性的に消費されるための記号ではなく、もっと自由で多様で、豊かな可能性を持っています。
そのことを伝えたいという思いから、この制作は続いています。
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